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Abstract
著者等は第4、5回研究会を通じて、牛化痘皮膚粗苗から調製した乾燥痘苗における分散媒の影響について報告してきた。今回は第5回研究会において中間報告をした所の発育鶏卵感染漿尿膜から調整した乾燥痘苗における成績をまとめて報告する(第10回日本ウイルス学会、1962、東京に発表) 1. 発育鶏卵感染漿尿膜から調整した未処理痘苗においては分散媒としてのグルタミン酸ソーダがペプトンと同様に優れたものであり、濃度差による影響も著明にあらわれなかった。しかし、乳糖とブドウ糖には分散媒としての効果が認められなかった。2. フロールカーボン処理した乾燥痘苗ではグルタミン酸ソーダの濃度差の影響が著明にあらわれ、0.5%に至適濃度の存在をみた。3. 次にフロールカーボン処理痘苗において、上記の至適濃度を越えた2%グルタミン酸ソーダに2次分散媒として可溶性澱粉、PVP或はCMCを加えた場合、2%グルタミン酸ソーダ単独の場合の著明な力価の低下を防ぎ得た。この結果、可溶性澱粉、PVPとCMCに2次分散媒としての意義を認めた。4. これら発育鶏卵感染漿尿膜から調整した乾燥痘苗における成績は先の牛化痘皮膚粗苗において得たものと同様の傾向を示していた。
Journal
- 凍結及び乾燥研究会記録 [List of Volumes]
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凍結及び乾燥研究会記録 7, 42-48, 1963-04-09 [Table of Contents]
Japanese Society for Cryobiology and Cryotechnology