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Abstract
近年ポリオの流行により、ポリオワクチンが予防接種として実用に供されるようになった。然しながら、ワクチンの力価は高温により低下するためにその保存、輸送に支障を来している。今回私達はポリオウイルスの凍結乾燥ならびに保存について、検討を行ったので報告する。始めにウイルスにアジバンドを加えて、凍結乾燥直後の力価を測定した。凍結保存し約10^8P.f.u./mlの力価のあったものが、乾燥により、添加しないものは約10^6P.f.u./mlに低下し、ナメリウムチオグリコレイトを加えたものは約10^7P.f.u./mlとなった。アジバントとしては乳糖、庶糖、グリシン、脱脂乳等を用いたが、同様の結果をえた。つぎに保存温度と力価について検討した。一週間保存においては、乾燥直後約10^6P.f.u./mlの力価を保持していた無添加物が、4℃保存で4.5×10^6P.f.u./mlとなり、37℃保存では100P.f.u./ml以下となった。一方蔗糖を加えたものでは約10^7P.f.u./mlの力価を保持していたものが、4℃保存で4.5×10^6P.f.u./mlとなり、37℃保存では3.5×10^6P.f.u./mlないし2×10^5P.f.u./mlとなり、やヽ低下する傾向がみられた。
Journal
- 凍結及び乾燥研究会記録 [List of Volumes]
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凍結及び乾燥研究会記録 7, 48-54, 1963-04-09 [Table of Contents]
Japanese Society for Cryobiology and Cryotechnology