書誌事項
- タイトル別名
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- Incentive Mechanism Considering Users' Cost Variety
- ユーザのコスト多様性に対応したインセンティブメカニズム
- ユーザ ノ コスト タヨウセイ ニ タイオウシタ インセンティブ メカニズム
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抄録
P2P情報共有では,参加ユーザによるコンテンツの提供という貢献行動が不可欠であるが,貢献行動にはストレージや帯域などのリソースの拠出が伴うため,これによりユーザはコストを被ることになる.そこでP2P情報共有において,ユーザの貢献を促すため貢献に対して報酬を付与するインセンティブメカニズムが考案されている.一方,B3G(Beyond 3rd Generation)やMobile WiMAXのような新たな広域高速無線アクセスの浸透により,今後,無線アクセス環境におけるP2P通信に対する強いニーズが見込まれる.固定端末に加え,無線アクセス環境下の端末がP2P情報共有に参加する場合,アクセスの多様性に伴ってコストが多様化し,インセンティブメカニズムにおける適切な報酬配分が困難となる.そこで,多様なアクセスを用いるユーザが混在する環境で,各ユーザが自身の効用最大化のみを目指した場合にも,報酬を適切にユーザに付与することでサービスを最適性の高い状態に均衡させるメカニズムとしてEMOTIVERが提案されている.本稿ではEMOTIVERの詳細を説明するとともに,その拡張性について検討する.
収録刊行物
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- 映像情報メディア学会技術報告
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映像情報メディア学会技術報告 32.30 (0), 1-6, 2008
一般社団法人 映像情報メディア学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679503846400
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- NII論文ID
- 110007382865
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- NII書誌ID
- AN1059086X
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- ISSN
- 24241970
- 13426893
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- NDL書誌ID
- 9615070
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可