拡張テンプレート複数併用法と探索区域予測を組み合わせるH.264対応の高効率動き検出法(画像符号化,通信・ストリーム技術,一般)

• 菅谷 知大

  三重大学大学院工学研究科

• 佐々木 敬泰

  三重大学大学院工学研究科

• 大野 和彦

  三重大学大学院工学研究科

• 近藤 利夫

  三重大学大学院工学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Efficient Motion Estimation using Multiple Extended Templates and search area prediction for H.264/AVC
• 拡張テンプレート複数併用法と探索区域予測を組み合わせるH.264対応の高効率動き検出法
• カクチョウ テンプレート フクスウ ヘイヨウホウ ト タンサク クイキ ヨソク オ クミアワセル H 264 タイオウ ノ コウコウリツ ウゴキ ケンシュツホウ

抄録

動画像符号化規格H.264/AVCは従来のMPEG-2に比べ高画質化,高圧縮化に成功しているものの,処理量は膨大になっている.その元凶である動き検出処理に対しては,すでに様々な演算量低減手法が提案されてきた.筆者らも拡張テンプレート複数併用(MET)する階層型動き探索法を提案しMPEG-2において全探索並みの精度で大幅な演算量の低減が可能であることを示してきた.本稿では,そのMETに探索区域予測を組み合わせ,その予測ベクトルとの一致状況を基に二次探索部の再探索を省略したり,探索範囲を制限したりすることで,探索効率と探索精度向上を両立する新たなMETを提案した.また,これをH.264/AVCのソフトウェアエンコーダに実装しその性能評価を行い,既存のEPZSに対し,画質の低下なく2倍程度の高速化が実現できることを示した.

収録刊行物

• 映像情報メディア学会技術報告

  映像情報メディア学会技術報告 32.56 (0), 71-76, 2008

  一般社団法人 映像情報メディア学会

キーワード

• H.264
• Motion Estimation
• 拡張テンプレート複数併用法
• MET

詳細情報

• CRID: 1390001204526086528
• NII論文ID: 110007385611
• NII書誌ID: AN1059086X
• DOI: 10.11485/itetr.32.56.0_71
• ISSN: 24241970
• ISSN: 13426893
• NDL書誌ID: 9780472
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9780472
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可