バナデートはチロシンキナーゼによるミエリン塩基性蛋白質キナーゼの活性化を介して摘出ラット脂肪組織のcGMP阻害性cAMPホスホジエステラーゼ活性を促進する

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タイトル別名
  • Orthovanadate stimulates cyclic guanosine monophosphate-inhibited cyclic adenosine monophosphate phosphodiesterase activity in isolated rat fat pads through activation of particulate myelin basic protein kinase by protein tyrosine kinase

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抄録

バナデートは、摘出ラット脂肪組織の穎粒画分に存在するチロシンキナーゼ(PTK)、ミエリン塩基性蛋白質キナーゼ(MBPK)、cAMPホスホジエステラーゼ(PDE)の活性を促進した。部分精製PDE活性はPTKやMBPK画分の添加によって増強した。MBPK画分はウエスタンプロット解析によってMAPキナーゼ(MAPK)を含むことが確認された。これからの結果は、バナデートがバナデート感受性PTKによるMBPK、恐らくMAPK、の活性化を介してPDEの活性を増強することを示唆する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552438124544
  • NII論文ID
    110007408612
  • NII書誌ID
    AN10064550
  • ISSN
    0288724X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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