小児看護領域で働く看護師のストレスや感情に関する文献検討

書誌事項

タイトル別名
  • Stress and Emotion of Nurses in Child and Family Nursing: A Literature Review
  • ショウニ カンゴ リョウイキ デ ハタラク カンゴシ ノ ストレス ヤ カンジョウ ニ カンスル ブンケン ケントウ

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抄録

本研究の目的は、小児看護領域で働く看護師の環境や状況が生み出す、子どもと家族の看護を阻むことにつながると考えられる看護師のストレスや感情を文献検討により明らかにすることである。医中誌WEBとCINAHL Plus with Full Textを用い、1997年〜2007年7月までの文献検索を行い、看護師の働く環境やストレス、感情に関する内容の記述がある国内外の文献を73件得た。(1)研究の動向を分析し、(2)小児看護領域の調査研究の結果から、子どもと家族への看護を阻むことにつながると考えられる看護師のストレスや感情に関する内容の記述193件を抽出し、環境や状況の類似性から6つに分類して分析を行った。看護師は、【子どもとの関わり】【家族との関わり】【職場の人間関係】【看護師のスキル】【職場環境や体制】【他職種との関わり】において様々なストレスやジレンマなどを抱いており、今後はストレスや感情を表出できるような精神的援助や、熟練看護師及び管理者の配置、他職種との協働のあり方の見直しなどを行い、サポート内容とその効果を明らかにすることが求められる。

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参考文献 (5)*注記

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