姿勢コントロール行動の学習による産痛対処 : 初産婦が分娩第1期に選択する姿勢

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タイトル別名
  • Labor pain management by posture control behaviors learning : Postures chosen by primigravidas during the first stage of delivery
  • シセイ コントロール コウドウ ノ ガクシュウ ニ ヨル サンツウ タイショ ショサンプ ガ ブンベン ダイ1キ ニ センタク スル シセイ

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抄録

初産婦が産前に産痛対処の姿勢コントロール行動を学習した場合の分娩第1期に選択する姿勢および産痛に対処できた感覚を明らかにするために,概ね正常経過で経膣分娩した初産婦38名を追跡した。入院後の分娩第1期を初期・活動期・移行期に区分し姿勢7分類に基づき各期に選択した姿勢を記録した。産褥1日に面接法で各期の産痛知覚強度(Mcgill Pain Questionnaire)及び産痛に対処できた感覚(VAS:0〜100)を質問紙で回答を求めた。分析の結果,分娩第1期に選択する姿勢の時間は,座位が他の姿勢より有意に長かった。また,仰臥位および胡坐の姿勢の選択時間は他の姿勢に比べ有意に短かった。さらに,分娩第1期における「姿勢コントロール行動」は8つのパターンに分類可能で,主な3パターンは後半蹲踞型と後半四つん這い型および側臥位優位型であり,これらは「産痛に対処できた感覚」も比較的高かった。

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