脳神経外科手術における電気生理学的モニタリングの要点とピットフォール(<特集>一般脳神経外科医が知っておくべきsubspecialtyの知識)

• 佐々木 達也

  青森県立中央病院脳神経外科

• 西嶌 美知春

  青森県立中央病院脳神経外科

• 鈴木 恭一

  福島赤十字病院脳神経外科

• 板倉 毅

  福島県立医科大学脳神経外科

• 佐久間 潤

  福島県立医科大学脳神経外科

• 齋藤 清

  福島県立医科大学脳神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Essentials and Pitfalls in Electrophysiological Monitoring in Neurosurgery(<SPECIAL ISSUE>Knowledge of Subspecialty General Neurosurgeons should Know)

抄録

脳および脳神経の機能温存のために,脳神経外科手術において種々の電気生理学的モニタリングが広く施行されるようになってきた.最近では,脳機能としては,運動,感覚,言語,視覚,聴覚などのモニタリングが施行され,脳神経機能も第1〜12脳神経のモニタリングが可能である.本稿では,まず最初にモニタリングに共通する基本的事項として,記録電極,アーチファクト対策,フィルター,麻酔について述べた.次いで,正中神経刺激および後脛骨神経刺激体性感覚誘発電位(SEP),脳表直接電気刺激および経頭蓋電気刺激による筋電図記録の運動誘発電位(MEP),視覚誘発電位(VEP)の要点について概説し,最後にSEP,MEP,VEPモニタリングにおいて実際に経験したピットフォール症例を提示し,考察を加えた.

収録刊行物

• Japanese Journal of Neurosurgery

  Japanese Journal of Neurosurgery 19 (1), 14-23, 2010

  日本脳神経外科コングレス

キーワード

• intraoperative monitoring
• somatosensory evoked potential
• motor evoked potential
• visual evoked potential
• pitfall

詳細情報

• CRID: 1390282679385005440
• NII論文ID: 110007505133
• NII書誌ID: AN10380506
• DOI: 10.7887/jcns.19.14
• ISSN: 21873100
• ISSN: 0917950X
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcns/19/1/19_KJ00005931726/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2010082567
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可