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- 松本 光隆
- 広島大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- The Colloquial Material of Kitanoin Omuro Shukaku "守覚" Priest Imperial Prince : with Special Reference to the Language with the Mixture of Kanji and Kana in Yaketsusho "野決鈔" owned by Zuishin-in Temple
- キタイン オムロ シュカク ホウシンノウ ノ コウトウゴ シリョウ ズイシンインゾウ ヤケツショウ ノ カナ マジリ ヒョウキ ノ ブンショウ オ チュウシン ニ
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抄録
本稿は、院政期末から鎌倉時代初頭に仁和寺を中心として、多くの撰述書を今に残し、文化的な活動が著しかった守覚法親王の著作の内、随心院蔵野決鈔を主たる資料として取り上げて論じたものである。野決鈔は、醍醐寺勝賢との諸尊法に関する問答を記した資料で、当時の他の現存資料からは、一般的であるとは思えない漢字・片仮名・平仮名・万葉仮名交じり文で書記された文章を持つ。勝賢の「答」の言語を視野に入れつつ、主として守覚の「問」を対象に、野決鈔に書記された日本語の特性を検討した。検討の結果、守覚の「問」の文章は、厳密には書記言語ではあるが、守覚の意識としては、自身の口頭語を記したと認められる資料で、そのために採用した表記体であったと考えられる。言語の内実も、当時の口頭語を書記した資料と見て矛盾がなく、当時の口頭語の範疇の再検討、個々人による言語体系差など、極めて重要な課題を提供する資料であることが判明した。
収録刊行物
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- 日本語の研究
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日本語の研究 5 (3), 79-64, 2009
日本語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680764955392
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- NII論文ID
- 110007530479
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- NII書誌ID
- AA11998386
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- ISSN
- 21895732
- 13495119
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- NDL書誌ID
- 10390551
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可