博物館展示を理解・解釈するために必要な学習支援についての考察

• 奥本 素子

  総合研究大学院大学

• 加藤 浩

  放送大学

書誌事項

タイトル別名

• A Study of Learning Support for Object Learning in Museums
• ハクブツカン テンジ オ リカイ カイシャク スル タメニ ヒツヨウ ナ ガクシュウ シエン ニ ツイテ ノ コウサツ

抄録

博物館学習においては,学習者が展示を主体的に解釈することが求められる.博物館認知オリエンテーション教材は,初心者が主体的に博物館展示を理解・解釈することを支援するために開発された.本研究では,教材から得た事前学習を経て,独自の展示解釈に発展する過程について,パス解析とインタビュー分析を通して考察した.その結果,被験者は教材が教授した鑑賞方略を利用して展示を鑑賞しているが,その後展示室の資料から新たな発見を行い,資料からの発見を通じて独自の理解,解釈を発展させ学習を行っていることが明らかになった.

収録刊行物

• 日本教育工学会論文誌

  日本教育工学会論文誌 33 (4), 423-430, 2010

  日本教育工学会

キーワード

• 博物館教育
• 博物館認知オリエンテーション
• 展示理解
• 鑑賞方略

詳細情報

• CRID: 1390001205227467392
• NII論文ID: 110007539014
• NII書誌ID: AA11964147
• DOI: 10.15077/jjet.kj00006063555
• ISSN: 21896453
• ISSN: 13498290
• NDL書誌ID: 10589047
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10589047
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可