高校生の摂食障害傾向 : その性差について

• 佐藤 由佳利

  北海道教育大学大学院教育学研究科学校臨床心理専攻

• 土谷 聡子

  東京都女性相談センター

書誌事項

タイトル別名

• Tendency of Eating Disorders in High-school : For Gender Difference
• コウコウセイ ノ セッショク ショウガイ ケイコウ ソノ セイサ ニ ツイテ

抄録

高校生894名を対象に,摂食障害症状評価尺度スクリーニング版Symptom Rating Scale for Eating Disorders Screening test(SRSEDS)を用いて,摂食障害傾向についての調査を実施した.その結果,男女で差があることがわかり,「過食経験」,「食べることの心理的負担」は女子が高く,「やせていることへの周囲からの圧力」は男子のほうが高かった.従来,摂食障害は女性特有の疾病と考えられてきたが,摂食行動やボディイメージなどについて,男子は女子とは違った圧迫やストレスを感じていることが調査からわかり,今後,男女で異なった予防教育や治療が必要になってくると思われた.

収録刊行物

• 心身医学

  心身医学 50 (4), 321-326, 2010

  一般社団法人 日本心身医学会

キーワード

• 摂食障害
• 高校生
• 性差

詳細情報

• CRID: 1390001204889830016
• NII論文ID: 110007574512
• NII書誌ID: AN00121636
• DOI: 10.15064/jjpm.50.4_321
• ISSN: 21895996
• ISSN: 03850307
• NDL書誌ID: 10606813
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10606813
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2010148382
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可