「創作の過程や方法を知る」美術展示及びワークショップの効果

• 縣 拓充

  東京大学大学院教育学研究科:日本学術振興会

• 岡田 猛

  東京大学大学院情報学環・教育学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Developing a New Type of Art Exhibition and Workshop to Offer Visitors Opportunities to Experience the Artistic Creation process
• ソウサク ノ カテイ ヤ ホウホウ オ シル ビジュツ テンジ オヨビ ワークショップ ノ コウカ

抄録

本研究では,大学生を対象に,創作の過程や方法に触れる経験を与えることによって美術に対する認識を変え,同時に表現を促すことを試みた。具体的には,1)創作プロセスに焦点を当てた美術展示,2)自ら表現を行うワークショップの二つを体験させ,それぞれが学生にどのような影響を及ぼすかを質問紙調査によって検討した。その結果,創作プロセスを見せる展示は,美術に対する認識を変える上では有効なものであったが,表現を促すという効果は限定的であった。しかし,それに加えてワークショップを体験させることで,美術に対して苦手意識を持っていた学生も,創作や表現を身近にあるものとして位置づけるに至った。

収録刊行物

• 美術教育学：美術科教育学会誌

  美術教育学：美術科教育学会誌 31 (0), 13-27, 2010

  美術科教育学会

キーワード

• art exhibition
• workshop
• person with a culture of creativity
• creative process
• liberal arts education

詳細情報

• CRID: 1390282680815607424
• NII論文ID: 110007580661
• NII書誌ID: AN10180722
• DOI: 10.24455/aaej.31.0_13
• ISSN: 24242497
• ISSN: 0917771X
• NDL書誌ID: 10624044
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10624044
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
  • Crossref
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可