訪問リハビリテーションの排泄行為における介護負担軽減の役割

• 武藤 友和

  成城内科在宅医療診療部リハビリテーション室（現所属：東京工科大学保健医療学部理学療法学科） 電気通信大学大学院電気通信学研究科システム工学専攻

書誌事項

タイトル別名

• A role of moderation of care burden on a toilet activity in outreach rehabilitation

抄録

【目的】本研究では，訪問リハビリテーション（訪問リハ）が在宅要介護者の排泄行為に対する介護負担にどのような役割が担えるか検討した。【対象と方法】当院訪問リハ対象者で家族が介護に参加している91名に対し，一番負担に感じる介護内容と回数・方法についてアンケートを実施，またPTによる評価にて介助量の調査を行った。訪問リハ介入後も同様のアンケートと評価を実施した。【結果】排泄行為の介護を一番負担に感じているケースが72名（79%），その半分以上のケースで夜間はベッド上オムツという状況だった。訪問リハの介入において，17名（24%）のケースで介護負担軽減が確認できた。しかし，排泄介護が一番負担になっている状況に変化はなった。【結語】訪問リハの導入によって適切なチームアプローチが可能になる。介護保険のサービスを最大限活用するためにはPTの介入が必要なことが再認識された。

収録刊行物

• 理学療法学

  理学療法学 37 (2), 104-105, 2010-04-20

  日本理学療法士学会

キーワード

• 訪問リハビリテーション
• 排泄行為
• 介護負担

詳細情報

• CRID: 1390282763037555840
• NII論文ID: 110007610282
• NII書誌ID: AN10146032
• DOI: 10.15063/rigaku.kj00006325230
• ISSN: 2189602X
• ISSN: 02893770
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2010193826
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
  • Crossref
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可