ダイズ新品種「ななほまれ」の育成

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タイトル別名
  • Breeding of a New Soybean Cultiver "Nanahomare"
  • ダイズ シン ヒンシュ ナ ナ ホマレ ノ イクセイ

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抄録

機能性タンパク質β-コングリシニン含有量の高いダイズ新品種「ななほまれ」が,貯蔵タンパク質グリシニンサブユニットIおよびIIbを欠失する系統「TmB4-010」と「タマホマレ」(グリシニンサブユニットIIa欠失)の交配組合せから2008年に長野県中信農業試験場(現長野県野菜花き試験場,農林水産省大豆育種指定試験地)で育成された.「ななほまれ」のβ-コングリシニン含有量は,「タマホマレ」に比べて約1.8倍多い.中生種の有限伸育型で,花色は紫,毛茸色は白,葉形は鋭先卵形(円葉)である.「ななほまれ」の収量は「タマホマレ」並,粒大は中粒で,子実中のタンパク質含有量は低である.β-コングリシニンの機能性を活用する食品の原料として利用することができる.

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