脳神経外科領域におけるoff-the-job trainingシステムの構築 : 福井大学の現況(<特集>脳神経外科医の生涯教育)

• 北井 隆平

  福井大学医学部脳脊髄神経外科

• 菊田 健一郎

  福井大学医学部脳脊髄神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Off-the-job Neurosurgical Training System at University of Fukui(<SPECIAL ISSUE>Lifelong Education for Neurosurgeons)

抄録

昨今の厳しい医療環境から外科技術のトレーニング方法についても注目されるようになってきた.医学生より専門医取得までレベルに応じたトレーニングシステムを構築した.3台の手術顕微鏡を設置したドライラボ,ラットを用いたウェットラボを集会室近傍に設置し,自由に使用できるようにした.医学生にもマイクロ手術操作を指導し,興味のある者にはさらに高いレベルの実習も許可する.脳神経外科修練医にはラットの血管吻合を通じマイクロ技術を習得させる.手術手技は理論を基礎にした技術であり,修練の上に成り立ち,フィードバックがあって初めて完成する.現代の脳神経外科のon-the-job trainingは,off-the-job trainingによる個々人の技術的な基礎がなければ不可能である.

収録刊行物

• Japanese Journal of Neurosurgery

  Japanese Journal of Neurosurgery 19 (5), 388-394, 2010

  日本脳神経外科コングレス

キーワード

• off-the-job training
• microneurosurgery

詳細情報

• CRID: 1390001204409898496
• NII論文ID: 110007619748
• NII書誌ID: AN10380506
• DOI: 10.7887/jcns.19.388
• ISSN: 21873100
• ISSN: 0917950X
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcns/19/5/19_KJ00006396826/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2010240452
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可