手術用顕微鏡の構造と特性 : 脳神経外科医に必要な知識(<特集>脳神経外科治療のデバイスを知る・使う)

  • 岩間 亨
    岐阜大学大学院医学系研究科脳神経外科分野

書誌事項

タイトル別名
  • Properties and Characteristics of Surgical Microscopes for Microneurosurgery(<SPECIAL ISSUE>Learning about Devices for Neurosurgical Therapy)

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抄録

手術用顕微鏡固有の光学的特性にかかわるパラメーターとして,対物レンズ径,対物レンズ間距離,照明,光学素子のコーティングと構造の複雑性について概説した.脳神経外科医は,焦点距離,倍率,絞り,照度と焦点深度,射出瞳径,組織熱損傷との関係について十分理解しておかなくてはならない.顕微鏡手術の際には,接眼レンズの視度調整,顕微鏡のバランス調整,ドレーピングが重要であり,手術中には倍率と絞り,照度を適宜変更し,リラックスした姿勢で術野中央部での手術操作に心がけるべきである.

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