ラフター(笑い)ヨガの集団心理療法としての可能性 : ラフターヨガからセラピューティックラフターヨガへ
-
- 福島 裕人
- 東海学院大学人間関係学部 名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程
この論文をさがす
抄録
ラフターヨガの効果について、筆者はこれまでに量的な側面から検討を行ってきた。今回は臨床心理学的見地から、ラフターヨガを一つの集団心理療法と捉え、いくつかの事例(セッション場面)を挙げながらその効果について質的側面からの検討を行った。その中で、ラフターヨガの重要な要素の一つである“子どもの遊び心(Child Playfulness)”を引き出すことは、交流分析理論でいうFC(Free Child)を活性化する働きかけに相当すると考えられた。さらにラフターヨガはその理論的な背景にNLP(神経言語プログラミング)の考えを有していることから、その礎となっている催眠療法的な視点を活かした今後のセッションの方向性についても言及し、より心理療法としての特性を高めたセラピューティックラフターヨガについて提唱した。
収録刊行物
-
- 笑い学研究
-
笑い学研究 17 (0), 75-82, 2010
日本笑い学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205781254016
-
- NII論文ID
- 110007681581
-
- ISSN
- 24239054
- 21894132
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可