レイトレーシング法による屈折現象を考慮した計算機合成ホログラムの計算法

• 笹森 新

  北海道大学大学院情報科学研究科

• 山口 一弘

  北海道大学大学院情報科学研究科

• 坂本 雄児

  北海道大学大学院情報科学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Calculation Method of Computer-Generated Hologram Using Ray Tracing Method Considering Refraction
• レイトレーシングホウ ニ ヨル クッセツ ゲンショウ オ コウリョ シタ ケイサンキ ゴウセイ ホログラム ノ ケイサンホウ

抄録

計算機合成ホログラム(CGH)は,理想的な三次元ディスプレイとして期待される技術である.CGHによってリアリティの高い三次元ディスプレイを実現するためにはレンダリング技術の確立が必要であるが,これに関しては研究が不十分である.特に,光が透明な物体を透過する際に生じる屈折現象を表現する手法は確立されていない.そこで,本稿ではこの屈折現象を考慮した計算法を提案する.提案手法は,コンピュータグラフィックスにおいて屈折などの光学現象を表現する方法として利用されるレイトレーシング法を,CGHに適応したものである.この手法を用いてホログラムを作成,光学像再生を行い,提案手法が屈折現象を伴う物体の表示に有効であることを確認した.

収録刊行物

• 映像情報メディア学会技術報告

  映像情報メディア学会技術報告 34.31 (0), 5-8, 2010

  一般社団法人 映像情報メディア学会

キーワード

• 計算機合成ホログラム
• 屈折現象
• レイトレーシング法

詳細情報

• CRID: 1390001204527091328
• NII論文ID: 110007701364
• NII書誌ID: AN1059086X
• DOI: 10.11485/itetr.34.31.0_5
• ISSN: 24241970
• ISSN: 13426893
• NDL書誌ID: 10810675
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10810675
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可