傷病者の自動監視を実現する電子トリアージシステム
書誌事項
- タイトル別名
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- An Electronic Triage System for Patient Monitoring
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抄録
大事故や災害発生時には一度に多くの人々が負傷することが想定されるため,トリアージと呼ばれる救急救命方式に基づき治療優先度を決定し,限られた医療従事者や医療資源の下で迅速に治療に当たることが求められる.治療優先度の判定は脈拍や呼吸数などのバイタルサインを基に数十秒という短い時間で行われるのみであり,傷病者の詳細なバイタルサインの確認および継続的な監視は通常行われない.このため,優先度の高い傷病者の中でも特に緊急性を要する人の特定や,優先度の低い傷病者の容態悪化への迅速に対応することは困難である.そこで我々は傷病者のバイタルサインを自動監視するための電子トリアージシステムを設計開発している.各傷病者にはバイタルサインを収集するセンサー付きの電子タグが装着され,取得した情報は無線センサーネットワークを通じて管理サーバーに集約される.さらに救命活動を支援するため,本システムでは無線ネットワークを利用した位置推定などの機能を提供する.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信
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電子情報通信学会技術研究報告. MoMuC, モバイルマルチメディア通信 109 (380), 35-36, 2010-01-14
一般社団法人電子情報通信学会
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キーワード
詳細情報
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- CRID
- 1572824502380002432
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- NII論文ID
- 110007867098
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- NII書誌ID
- AA1154676X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles