ソルガムの栽培様式がヒエノアブラムシの発生に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Influence of Plant population and Use of Insecticides on the Sugarcane Aphid Occurrence, Melanaphis sacchari (ZEHNTER), in Sorghum

抄録

準高冷地のソルガム栽培における栽植密度と殺虫剤使用の有無がヒエノアブラムシの発生に及ぼす影響を調査した.殺虫剤を使用しない区におけるヒエノアブラムシの発生は8月中旬に始まり下旬に最も多くなったのち急激に減少した.また,試験期間を通して疎植区(833本/a)の方が標準区(1667本/a)よりもヒエノアブラムシの発生が多かった.8月下旬に散布した2種類の殺虫剤の効果は顕著で,散布後ヒエノアブラムシは激減し,その効果は2週間から4週間程度持続した.茎中糖度は標準区よりも疎植区で高くなったが,ヒエノアブラムシの発生程度との間に関係は認められなかった.また,ヒエノアブラムシ発生の多少による乾物収量の差は認められなかった.以上のことから準高冷地においてソルガムのヒエノアブラムシ抵抗性を評価する場合,栽培様式を疎植とし,8月下旬に調査するのが適当であると考えられた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282679677272832
  • NII論文ID
    110007873185
  • DOI
    10.19016/hokurikucs.42.0_114
  • ISSN
    21897417
    03888061
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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