準高冷地において選抜したライムギ系統の特性評価

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タイトル別名
  • Evaluation of Agronomic Traits among the Lines of Rye (Secale Cereale L.) Selected in the Middle Cool-Climate Highland
  • ジュンコウレイチ ニ オイテ センバツシタ ライムギ ケイトウ ノ トクセイ ヒョウカ

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抄録

準高冷地で4月中の早刈りが可能で多収なライムギ品種の育成に関する基礎的な知見を得るため,ライムギ市販品種の「春香」(晩生),「春一番」(早生),「キングライ麦」(早生),「ライ太郎」(極早生)を育種素材に用いて育成・選抜した極早生ライムギ系統の特性評価を行った.供試材料には市販の4品種およびこれらを育種材料として早熟性と収量性で選抜・育成した4系統群10系統を用いた.その結果,全ての育成系統で育種材料とした市販品種より早生化か認められ,その平均出穂日は4月22〜28日であった.また,乾物収量についても大幅な減収は見られなかったことから,市販品種を育種素材とした極早生・多収ライムギの選抜・育成は十分可能であると考えられた.

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