ワンセグ放送を用いた聴覚障害者に対する講義場面での情報保障に関する検討

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  • ワンセグ ホウソウ オ モチイタ チョウカク ショウガイシャ ニ タイスル コウギ バメン デ ノ ジョウホウ ホショウ ニ カンスル ケントウ

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抄録

現在の遠隔情報保障システムでは,手話通訳,講師が使用するスライド,専門用語などのキーワード,要約筆記の字幕を現地(支援する聴覚障害者がいる)に送信し,講義中の情報保障を行っている.遠隔情報保障を実現するためには,情報保障を担当するスタジオ側,現地側のそれぞれに大規模な設備,機器,配線類が必要となる.現地側の機器をワンセグ放送によって代替すれば,機器設置の労力を低減し,支援対象者の手元にモニタを設置することができると考えられる.本検討では,聴覚に障害がある学生に対するアンケート調査,および情報保障画面の配置調整実験を通して,ワンセグ放送を用いた情報保障の有効性について検討している.実験の結果から,画面配置を最適化することでワンセグ放送を用いた情報保障の有効性を向上できることが示唆された.

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