シイタケ栽培培地へ添加したトレハロースの子実体への影響 III : 培地へのトレハロース注入の時期と量の違いが子実体の発生量,傘径の大きさ,鮮度保持,トレハロース含有量と回収率へ及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of adding trehalose into substrate on fruit bodies of Lentinula edodes III : Effect of trehalose injection period and amount on yield, pileus size, freshness preservation, trehalose content and withdrawal rate of fruit bodies
- シイタケ栽培培地へ添加したトレハロースの子実体への影響(3)培地へのトレハロース注入の時期と量の違いが子実体の発生量,傘径の大きさ,鮮度保持,トレハロース含有量と回収率へ及ぼす影響
- シイタケ サイバイバイチ エ テンカ シタ トレハロース ノ シジツタイ エ ノ エイキョウ 3 バイチ エ ノ トレハロース チュウニュウ ノ ジキ ト リョウ ノ チガイ ガ シジツタイ ノ ハッセイリョウ サンケイ ノ オオキサ センド ホジ トレハロース ガンユウリョウ ト カイシュウリツ エ オヨボス エイキョウ
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抄録
トレハロース15gあるいは30gを3回の子実体発生予定日の7日前あるいは3日前にシイタケ栽培培地へ注入し,子実体の発生量,傘径の大きさ,鮮度保持,およびトレハロース含有量と回収率について培地作製時に30gを混合する方法(対照)と比較した.対照に比べ,3日前での15g,30g注入処理による子実体総発生量は多くなり,Mサイズ以上の子実体個数割合も大きくなった.1回目発生における子実体採取後7日目での鮮度保持評価では,傘裏の明度L^*に基づく評価でも,また,ヒトの目による商品性の評価でも,いずれの注入処理の場合にも鮮度は保たれた.これらから,15gあるいは30gのトレハロースを3日前に培地へ注入する方法により,培地作製時に混合する方法よりも子実体の発生量,Mサイズ以上の子実体個数割合,1回目発生における鮮度保持へのプラスの効果が認められた.15gあるいは30gのトレハロースを3日前に培地へ注入した場合の子実体内トレハロース含有量は,いずれの発生回でも対照よりも多かったが,回収率は15gの場合に高かった.
収録刊行物
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- 日本きのこ学会誌
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日本きのこ学会誌 18 (2), 57-62, 2010
日本きのこ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205286988416
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- NII論文ID
- 110007880415
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- NII書誌ID
- AA12415767
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- ISSN
- 24327069
- 13487388
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- NDL書誌ID
- 10818809
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可