受療者からみた明治国際医療大学附属鍼灸センター利用に関する評価

書誌事項

タイトル別名
  • Survey of patients at the Center of Acupuncture Science, Meiji University of Integrative Medicine: Environment of the clinic, reception by staff and communication between patients and practitioners

この論文をさがす

抄録

近年,良質な医療が求められ,良質な医療の実現には医療を提供する治療者の評価だけでなく,治療施設の環境や患者と施術者間のコミュケーション(対応)なども重要視されている.これまでに明治国際医療大学附属鍼灸センターの受療者から治療室と待合室の環境や治療,スタッフの接遇などの評価を行ったことはない.そこで,これらの項目のアンケート調査を行い,問題点を調査することとした.調査対象は平成19年8月6日から8月10日までの5日間に附属鍼灸センターを受診したすべての患者とした.調査は「明治国際医療大学附属鍼灸センターのご利用に関するアンケート調査」とし,調査項目は性別と年齢,受療者区分(一般,老人会,本学職員,本学学生),通院歴,治療室の環境,治療,スタッフの対応・接遇,待合室の環境,診療開設日に関する項目の合計22とした.その結果,治療室と待合室の環境や治療,スタッフの接遇について高い評価が得られた.しかし,問題点としてトイレの手すりの必要性や治療までの待ち時間の長さが挙げられ,今後,トイレの手すりの取り付けや待ち時間を軽減させるための予約制の導入などを考える必要がある.(著者抄録)

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ