逆思考課題遂行時における学習過程の特徴 : ヘモグロビン濃度変化のマッピングを通して

書誌事項

タイトル別名
  • ギャクシコウ カダイ スイコウジ ニ オケル ガクシュウ カテイ ノ トクチョウ ヘモグロビン ノウド ヘンカ ノ マッピング オ トオシテ
  • The Feature of the Learning Process in Reverse Thinking Tasks : Mapping of Concentration Change of Hemoglobin in the Prefrontal Cortex

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抄録

近年,脳活動計測装置の開発により,通常姿勢の学習過程における脳活動の変化を計測することが可能となった。本稿では,乗法の虫食い算を課題(逆思考課題)として設定し,大学生を対象に,課題遂行時の前頭前野13箇所における3種のヘモグロビン濃度変化の計測実験を実施した。得られた結果をもとに,課題遂行による前頭前野におけるヘモグロビン濃度変化の特徴について検討した。実験の結果,前頭前野の広範な部位で増加が見られる酸素化ヘモグロビン,総ヘモグロビンと,特定の部位のみで増加が見られる脱酸素化ヘモグロビンの2つの変化のタイプがあることが明らかとなった。課題遂行時に,血液は前頭前野全域に流入するとともに,神経活動は特定の部位で起こり,酸素が消費されることが明らかになった。

逆思考

虫食い算

脳科学

近赤外分光法(NIRS)

identifier:KO001800004951

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