小児外傷性膵管損傷に対しLetton-Wilson手術を施行した1例

書誌事項

タイトル別名
  • Letton-Wilson Procedure for Main Pancreatic Duct Injury in a Child
  • 症例報告 小児外傷性膵管損傷に対しLetton-Wilson手術を施行した1例
  • ショウレイ ホウコク ショウニ ガイショウセイスイカン ソンショウ ニ タイシ Letton Wilson シュジュツ オ シコウ シタ 1レイ

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抄録

小児の外傷性主膵管断裂は稀である.症例は7歳女児.腹部を強打し,CTで膵頭部膵管断裂を認め当科紹介となった.全身状態は比較的良好で,腹部所見も軽度であったため,保存的治療を選択した.受傷後14日に続発した膵仮性嚢胞に対して外ドレナージを施行した.しかし排液量の減少を認めなかったため,ERCPで主膵管断裂を確認した後に膵管ステント留置を試みたが困難であった.そのため受傷後72日にLetton-Wilson手術(膵体尾部膵管空腸吻合)を行った.術後経過は順調で,術後1年5か月を経過するが膵機能に問題なく経過している.

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参考文献 (17)*注記

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