建築設備における信頼水準の評価に関する研究 : 第3報-信頼度モデルと状態遷移法による評価

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タイトル別名
  • A Study on Evaluation of Assessed Values for Building Facilities : Part 3-Evaluation by Reliability Model・Stated Transition Method
  • ケンチク セツビ ニ オケル シンライ スイジュン ノ ヒョウカ ニカンスルケ

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抄録

本研究は,建築設備システム,機器における信頼水準の評価を行うことである.既報第1報では,偶発故障期におけるMTBFや故障率の推定を行うためのカイ二乗分布による信頼区間推定線図を示し,定時打切りと定数打切りの比較検討,さらにベイズ法を導入して,運用上の信頼水準を検討した.また第2報では,コンピュータシミュレーションによる故障時間分布のパラメータ推定とその評価について述べた.そこで,本報では,第3報として,信頼度モデルと待機系を含む評価を行ううえで不可欠である状態遷移法および既報第1報で示した信頼区間推定線図を併用した信頼水準の評価方法を提案するとともに,一連の本研究におけるまとめを行う.本研究で得られた結果は,建築設備システム,機器の維持管理および設計を行う場合でのフィールドデータの取扱いにおいて,極めて実用的な結果を得たと確信している.

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