書誌事項
- タイトル別名
-
- Fundamental Study concerning the Relationship between Average Skin Temperature and Wettedness When Man Feels an Equal Thermal Sensation
- ヒトシイ オンネツカン オ シンコク シタ トキ ノ ヘイキン ヒフオン ト ヌレ メンセキリツ ノ カンケイ ニ カンスル キソテキ ケンキュウ
この論文をさがす
抄録
暑い環境では,平均皮膚温とともにぬれ面積率が人の生理的状態をよく表すと言われている.本論文では被験者を用いた実験を行い,一定の温熱感を示した時の平均皮膚温とぬれ面積率の関係を調べた.その結果,等しい暑さの度合いを申告した時,平均皮膚温とぬれ面積率はそれぞれ一定値をとらず,湿度の高低によって,異なる値を示すことがわかった.すなわち,湿度が高いほど平均皮膚温は低く,ぬれ面積率は大きな値となり,一方,湿度が低いほど平均皮膚温は高く,ぬれ面積率は小さい値を示し,それらがある一定の関係を有することがわかった.そして,等しい暑熱感を示した五つの環境における微係数を求めたところ,微係数はいずれもマイナスの値を示し,かつ,その絶対値は高湿域では小さく,低湿域になるに従い微係数の絶対値は大きい結果となった.このことは等暖感線が湿り空気線図上で曲線になることを意味している.
収録刊行物
-
- 空気調和・衛生工学会 論文集
-
空気調和・衛生工学会 論文集 24 (72), 107-116, 1999
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206544963072
-
- NII論文ID
- 110007996307
- 10005731125
-
- NII書誌ID
- AN00065706
-
- ISSN
- 24240486
- 0385275X
-
- NDL書誌ID
- 4640165
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可