集合住宅における暖房の使用状況に関する研究

• 前 真之

  東京大学大学院工学系建築学専攻

• 鍋島 美奈子

  大阪市立大学大学院工学研究科

• 二宮 秀與

  長岡造形大学環境デザイン学科

• 永村 一雄

  大阪市立大学大学院生活科学部居住環境学科

• 長井 達夫

  大阪市立大学大学院生活科学部居住環境学科

• 鎌田 元康

  東京大学大学院工学系建築学専攻

書誌事項

タイトル別名

• Study on Application of Heating in Apartment-Houses
• シュウゴウ ジュウタク ニ オケル ダンボウ ノ シヨウ ジョウキョウ ニ カンスル ケンキュウ

抄録

兵庫県尼崎市の集合住宅における調査結果から、集合住宅における冬期の暖房使用状況を分析する。まず、全入居住戸に対するアンケート結果から、代表的な暖房使用時間帯として4つの標準パターンを抽出し、さらに空気式と放射式暖房の組み合わせについて分析した。ついで選定した7住戸を対象に暖房使用の実測調査を行い、暖房の使用時期・時間帯を詳細に分析した。その結果、暖房使用は日平均外気温度が約18℃以下になる時期から始まること、起床在宅時に常に暖房を使用する住戸の割合が多く、朝と夕方の時間帯に集中して暖房が使用されるとする既往調査と大きく異なっていることが明らかになった。これらの知見は、暖房の熱負荷シミュレーションを行う際の条件検討に有益である。

収録刊行物

• 空気調和・衛生工学会 論文集

  空気調和・衛生工学会 論文集 28 (89), 45-54, 2003

  公益社団法人 空気調和・衛生工学会

キーワード

• 暖房
• 使用時間
• 集合住宅
• 実測

詳細情報

• CRID: 1390001206545044480
• NII論文ID: 110007996441
• NII論文ID: 10012098426
• NII書誌ID: AN00065706
• DOI: 10.18948/shase.28.89_45
• ISSN: 24240486
• ISSN: 0385275X
• NDL書誌ID: 6573020
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6573020
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可