車室内から発生する揮発性有機化合物の測定

書誌事項

タイトル別名
  • Measurement of Volatile Organic Compounds (VOCs) into the Vehicle Cabin
  • シャシツナイ カラ ハッセイ スル キハツセイ ユウキ カゴウブツ ノ ソクテイ

この論文をさがす

抄録

近年の空気質への関心の高まりを受けて、日本自動車工業会は車室内のVOCs低減に関する自主規制を公表した。しかし、実測データの公表事例が少ない。そこで、本研究では車室内の実測から放散しているVOCs成分と濃度の把握を行なった。この結果より、トルエン、キシレンなどの成分の低減が行なわれている車両であってもTVOC濃度は低減されていない場合があることが分かった。また、発生ガス濃縮装置を用いて部品から放散する成分を測定した結果、SVOCs成分も多く放散しており、VOCs同様に低減対策が必要であることが分かった。更に、トルエンの放散濃度が一番高かった部品のトルエンの低減対策により、車室内のトルエン濃度を下げることができた。

収録刊行物

参考文献 (19)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ