書誌事項
- タイトル別名
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- Fractal nature of spatial patterns in Japanese evergreen oak forest trees
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抄録
1991年に奈良県春日山照葉樹林で14haの森林調査区を設置し,胸高幹周囲60cm以上の林冠木55種,4059個体について毎木調査を行い,樹木分布図を作成した.この分布図データにフラクタル幾何学で用いられる3次元ボックスカウント法を適用し,樹木の空間分布のフラクタル次元を推定した.次元の推定に際し,サイズの小さい側でボックス数の飽和を許容するモデルを開発した.調査区に出現する個体数が50以上の樹木16種について算出したフラクタル次元は,1.17から1.73の範囲にあった.また,調査区内の谷線と尾根線のフラクタル次元は,それぞれ1.47と1.43となった.パッチ状の分布特性を特つ種は谷線および尾根線のフラクタル次元より小さい値を示し,中程度のフラクタル次元を持つ種は谷もしくは尾根によく依存した分布特性を示した.フラクタル次元の大きな種は調査区内に広く分布し,そのハビタットに地形依存性が認められない種であった.樹木個体の空間分布パターの解析にフラククルの考え方を持ち込むことにより,ミクロな環境の空間分布特性と樹木の空間分布特性を数値によって比較することが可能となった.
収録刊行物
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- 植生学会誌
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植生学会誌 16 (2), 103-113, 1999
植生学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204486327040
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- NII論文ID
- 110008145226
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- NII書誌ID
- AA11347548
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- ISSN
- 21894809
- 13422448
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可