人格の研究 3

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タイトル別名
  • The study of personality 3
  • ジンカク ノ ケンキュウ 3

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抄録

人格の要素「意」について論議した。W.James は、「意志」「注意」を考えるとき、注意の対象は神経の状態によって決定され、いかなる対象も神経作用による以外にわれわれの注意を捉えることはできないと論述した。本論文では、意識はI開示(1.アルゴリズム、2.ヒューリスティックス)II非開示(3.本能、4.隠される部分)に4区分され、「意」は、ヒューリスティックスの中のgenerativity 生成性と対応すると提案された。人間の人格と意識は、中枢神経系により維持され、「意」は「今現在明らかでないことを既知の枠を広げて理解し、言語化していきたい、という人間の取り組み」と考えられ、それを神経生理学的に考えると、常に少しでも先に伸びようとする神経細胞の突起 process の成長と考えられ、神経細胞の不断の成長と考えられる。

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