学童期のこどもを持つ保護者が抱える家族関係に対する不安と地域ネットワークに関する統計学的考察

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タイトル別名
  • The community network and anxiety about the family relationship of parents, who have children of elementary school
  • ガクドウキ ノ コドモ オ モツ ホゴシャ ガ カカエル カゾク カンケイ ニ タイスル フアン ト チイキ ネットワーク ニ カンスル トウケイガクテキ コウサツ

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抄録

学童期のこどもを持つ保護者が抱える,こどもと家庭・家族との関係に対する不安とその関連要因を検討することを目的とした。こどもと家庭や家族との関係について不安に感じる群(不安群)と感じない群(非不安群)に分け,独自に開発した漸化式を用いた分割表の直接確率計算を行った。不安群は非不安群に比べ,若い傾向にあり,居住年数が少なく,乳幼児がいる保護者の割合が高かった。また,かかりつけの医師を決めている割合が少なく,となり近所とつきあっていない割合が高い傾向にあった。また,緊急時に頼る相手として,家族・親戚に頼ることが少なく,学校関係者や公共の相談窓口により多く頼り,暮らしや,医療・健康・福祉,子育てのことで必要な情報を公共の相談窓口から得ている割合が高かった。住民同士のつながりを形成するための方策が必要であり,町内会や民生委員だけではなく,地域住民,地域,ボランティア等各種団体との新しいネットワークづくりが必要である。

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