幼児の造形表現教育におけるコラボレーション型活動プログラムの実践研究 -宝仙学園幼稚園での活動プログラム「お絵描き〈園足〉」の試み-

書誌事項

タイトル別名
  • Practice Research of the Collaboration Style Activity Program in Art Education of Young Children: An Attempt at the Art Program "Drawing Works <Ensoku>" in Hosen Gakuen Kindergarten
  • ヨウジ ノ ゾウケイ ヒョウゲン キョウイク ニ オケル コラボレーションガタ カツドウ プログラム ノ ジッセン ケンキュウ ホウセンガクエン ヨウチエン デ ノ カツドウ プログラム オエカキ エンソク ノ ココロミ

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抄録

本研究レポートは、平成22年5月に宝仙学園幼稚園年長クラス「池組」を対象として行った造形活動プログラム「お絵描き〈園足〉」について、プログラムの実践記録とその考察をまとめたものである。このプログラムは、こども教育宝仙大学と宝仙学園幼稚園の教育者間での相互的な連携協力による幼児教育活動の実践であり、幼児の造形表現活動、特に5歳児における絵画制作活動の実験的カリキュラムとして計画、実施されたものである。プログラムの企画、ならびに、本研究レポートの作成は、それぞれの教育機関の教員である捧(大学・造形表現科目担当)と太田(幼稚園・年長クラス担任)が担っている。研究のキーワードである「コラボレーション型活動プログラム」とは、研究領域、あるいは教育領域の違う教育者が協同的に教育活動のプログラミングを行ってみることを意味している。こうしたプログラムの在りようは、幼児の個性を発見し生きる力を育てるための教育とその環境の充実が求められる今日の幼児教育現場に対し、人的な連携、組織によって、柔軟に保育活動を行なっていく可能性を持つものである。本研究レポートにおいて、「コラボレーション型活動プログラム」の実践としての「お絵描き〈園足〉」を振り返り、考察するとともに、今後の幼児教育での造形表現活動の展開に繋げてみたいと考えている。

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