阪神・淡路大震災によるマンションのライフライン被害と住民の対応(シリーズ【災害と生活環境】)

• 楢崎 正也

  摂南大学工学部建築学科

書誌事項

タイトル別名

• Damage to Lifeline Services and Occupants' Reactions in Condominiums Affected by the Great Hanshin-Awaji Earthquake(Series)

抄録

震災によるマンションのライフラインは想像以上に被害甚大で,特に上・下水道の被害が大きく,復旧も長引いた。マンシ」ンの設備では,高置水槽,給水ポンプ,貯湯式温水器の損傷が多かった。居住者のアンケート調査によると,最も困ったのはトイレで,マンションの近くに仮設トイレの設置場所を予め考えておくべきだ。また,生活用水のために川や井戸や路上共用水栓などを準備しておくべきだ。さらに,緊急時には隣近所の助け合いが大切であり,普段から近隣とのコミュニケーションを培う必要があることを示唆した。

収録刊行物

• 人間と生活環境

  人間と生活環境 5 (1), 16-22, 1997

  人間-生活環境系学会

キーワード

• ライフラインの被害
• 居住者の対応
• マンション
• アンケート調査
• 地震

詳細情報

• CRID: 1390282679469123712
• NII論文ID: 110008447399
• NII書誌ID: AA11443337
• DOI: 10.24538/jhesj.5.1_16
• ISSN: 24332836
• ISSN: 13407694
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可