20世紀初頭におけるアカデミズムと部落問題認識 : 鳥居龍蔵の日本人種論と被差別部落民調査の検討から

書誌事項

タイトル別名
  • Academism and the recogntion of buraku problem at the beginning of the 20th century
  • 20セイキ ショトウ ニオケル アカデミズム ト ブラク モンダイ ニンシキ : トリイ リュウゾウ ノ ニホン ジンシュロン ト ヒサベツ ブラクミン チョウサ ノ ケントウ カラ

この論文をさがす

抄録

本稿は,20世紀初頭の日本におけるアカデミズムにおける部落問題認識について考察するものである。その手がかりとして,人類学者・鳥居龍蔵の被差別部落民調査を取り上げる。彼は人類学の観点から,東アジア圏の人種関係の解明という壮大なテーマのなかに部落問題を位置づけようとした。本稿はまず,彼が国内で実施した部落民調査の概要を明らかにし,これが彼の学問に与えた影響,さらにはその社会的反響について考察する。

収録刊行物

  • 社会科学

    社会科学 41 (1), 125-147, 2011-05-31

    同志社大学人文科学研究所

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ