肉類の加熱における余熱の有効利用
書誌事項
- タイトル別名
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- Effective Use of Remaining Heat Generated While Heating Meat
- ニクルイ ノ カネツ ニ オケル ヨネツ ノ ユウコウ リヨウ
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抄録
「大量調理衛生管理マニュアル」には,肉類を加熱する場合,75°Cに達してから1分以上の加熱することとなっている。しかし,焼き物などの場合,過加熱で調理成績が低下することがあることから,余熱を利用することの可能性について検討した。オーブン加熱について直径50 mm,厚さ15 mmの円筒形の豚肉試料を用いて実験を行った。庫内温度を270°C以上に設定した場合には,70°Cに達してから1分間加熱すると,余熱により75°C以上を1分以上保持できることが明らかとなった。これらの肉は,75°Cに達してから1分間加熱した試料より,重量減少は有意に小さく,破断応力も小さく,軟らかいことが明らかとなった。肉類をオーブンで加熱する場合75°C 1分を保持するには,設定温度と肉の大きさによっては,余熱を利用することが有効であることが明らかとなった。
収録刊行物
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- 日本調理科学会誌
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日本調理科学会誌 44 (1), 72-78, 2011
一般社団法人 日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680481434112
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- NII論文ID
- 110008465035
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- NII書誌ID
- AN10471022
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- ISSN
- 21865787
- 13411535
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- NDL書誌ID
- 10996849
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- NDL-Digital
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可