分散ファイルシステムにおけるメタデータサーバの冗長化手法の検討

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抄録

多数の計算機を利用した大規模なデータ処理の需要が年々増加しており,高信頼,高性能な分散ファイルシステムが求められている.分散システムの冗長化には,様々な設計項目があり,分散ファイルシステムを設計していく上で,どのような冗長化設計を行うべきか明らかではない.本稿では,分散ファイルシステムのメタデータサーバの冗長化において,冗長化アルゴリズムやパラメータを変えた場合の,耐障害性,一貫性について整理し,ファイルシステム操作の性能特性がどのように変化するかについて,実験により評価を行う.高負荷時の冗長化メタデータサーバにおいて,耐障害性と一貫性を一部緩和する冗長化手法を適用した場合,更新性能の変化は確認できなかった.更新操作の転送を Broadcast から Pipeline へ改良することで,最大で 9.3 倍の更新操作のスループット改善を確認した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573668926800133504
  • NII論文ID
    110008583393
  • NII書誌ID
    AN10463942
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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