アロマのストレス改善効果の検討

DOI
  • 橋爪 秀一
    東邦大学理学部心と生命の環境学研究センター
  • 河野 貴美子
    東邦大学理学部心と生命の環境学研究センター:国際総合研究機構
  • 佐藤 忠章
    東邦大学薬学部
  • 小久保 秀之
    東邦大学理学部心と生命の環境学研究センター:国際総合研究機構
  • 鎌田 明彦
    東邦大学理学部心と生命の環境学研究センター:アイリテック株式会社
  • 山本 幹男
    東邦大学理学部心と生命の環境学研究センター:国際総合研究機構
  • 桂川 秀嗣
    東邦大学理学部心と生命の環境学研究センター
  • 渡辺 恒夫
    東邦大学理学部心と生命の環境学研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Stress-reducing Activity of Aroma
  • (Research Paper,The 31st Symposium 31st Symposium on Life Information Science)
  • (研究発表論文,第31回生命情報科学シンポジウム)

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抄録

ストレス指標として唾液中のクロモグラニンA(CgA)及び脳波α波を用いて、アロマのストレス改善効果を検討した。アロマとしてはラベンダー・エッセンシャルオイルを用いて、その濃度を変えてストレス改善効果を調べた。その結果、精神的ストレス指標であるCgAの場合には、弱条件(3 μL)のアロマ吸引が、コントロールであるアロマ無添加、中条件(6 υL)アロマ及び強条件(12 ╝L)アロマよりも吸引後の安静閉眼の後及び最終の安静閉眼後において、ストレス改善効果が認められた。一方、α波を指標とした場合には、弱条件アロマがアロマ吸引中及びその直後の安静閉眼において他条件より高いストレス改善効果を有することが明らかになった。以上のCgA及び脳波α波による測定結果から、弱条件(3 μL)のアロマ吸引が、コントロールであるアロマ無添加、中条件(6 μL)アロマ及び強条件(12 μL)アロマよりも高いストレス改善効果を有することが明らかになった。

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