書誌事項
- タイトル別名
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- The Effects of Kobe Pole Walking Exercise for the Total Hip Arthroplasty Patients
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抄録
【目的】本研究では,人工股関節全置換術後患者に対してポールウォーキングを含んだホームエクササイズの効果について検討すること,また,PWが歩容に与える影響を検討することとした。【方法】対象は,当院にて片側初回THAを施行された患者8名である。すべての患者に術前日および術後4週時に筋力評価および3軸加速度計を用いた歩行解析を行った。また,HEの同意が得られ,継続可能であった2名については,歩数計を装着して術後8週時に回収した。【結果】HEが継続可能であった2名については,歩数,筋力は増加し,歩行周期のばらつきおよび体幹加速度左右偏倚の指標が改善していた。また,術後4週におけるT字杖歩行とPWでの歩容の違いは,後者において歩容指標は有意に改善またはその傾向を示した。【考察】PWを用いたHEは,継続が困難もしくは拒否される被験者があり,効果を検証するには至らなかった。一方で,PWを用いることによりTHA術後患者の歩容指標は改善することが示されたことから,エクササイズの方法についての再検討が必要と考えられた。
収録刊行物
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- 理学療法学
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理学療法学 38 (2), 136-137, 2011-04-20
日本理学療法士学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845712988394496
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- NII論文ID
- 110008608091
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- NII書誌ID
- AN10146032
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- ISSN
- 2189602X
- 02893770
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可