書誌事項
- タイトル別名
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- Cytotoxicity of HeLa Cells Cultured on S-PRG Filler
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抄録
酸反応性フルオロアルミノシリケートガラス(S-PRG)フィラーは,接着性修復材料として開発され用いられている.S-PRGフィラーは,二次齲蝕の抑制に効果があるとされているが,その生体親和性については不明な点が多い.本研究では,S-PRGフィラーから細胞培養液中に溶出するイオンのHeLa細胞に対する毒性について検討した.S-PRGフィラー(粒径3μm)0.2gに対して20mlの蒸留水または細胞培養液に浸漬した.S-PRGフィラーから溶出するイオン(F-,Al3+,Na+,BO33-,SiO32-,Sr2+)の溶出量を,Al3+,Na+,BO33-,SiO32-,Sr2+についてはICP発光分析装置を用いて元素量として,F-についてはイオンメーターおよびフッ素イオン用複合電極を用いてイオン量として測定した.S-PRGフィラーの毒性については,対照群との比較によるHeLa細胞のCell viabilityにより評価した.5×104個/mlに調整した細胞混濁液を用い,Cell viabilityは24時間後にCell Counting Kit 8を用いて行った.その結果,S-PRGフィラーから溶出する各種イオンは,蒸留水と細胞培養液との間に有意差(t-test,p<0.05)を認めた.S-PRGフィラーの溶出液での細胞活性度は,対照群と比較して約20%程度有意(Scheffe's test,p<0.05)に低下していたが,10%希釈した溶出液では対照群と同程度のCell viabilityであった.これらのことから,S-PRGフィラーから細胞培養液中にF-,Al3+,Na+,BO33-,SiO32-,Sr2+が溶出したが,S-PRGフィラーの毒性はきわめて低いことが示唆された.
収録刊行物
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- 日本歯科保存学雑誌
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日本歯科保存学雑誌 54 (1), 26-32, 2011
特定非営利活動法人 日本歯科保存学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205520371456
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- NII論文ID
- 110008608568
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- NII書誌ID
- AN00191201
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- ISSN
- 21880808
- 03872343
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可