腎動脈狭窄を合併した副腎外褐色細胞腫の一女児例

  • 星野,顕宏
    昭和大学横浜市北部病院こどもセンター小児科
  • 大橋,祐介
    昭和大学横浜市北部病院こどもセンター小児外科
  • 曽我,恭司
    昭和大学横浜市北部病院こどもセンター小児科
  • 五味,明
    昭和大学横浜市北部病院こどもセンター小児外科
  • 梅田,陽
    昭和大学横浜市北部病院こどもセンター小児科

書誌事項

タイトル別名
  • Pheochromocytoma with associated renal artery stenosis in a female pediatric patient

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抄録

症例は11歳女児.典型的な臨床症状を認め,褐色細胞腫と診断した.腹部MRI検査,超音波検査で腫瘍は右腎周囲に位置し,下大静脈と腎動静脈を著明に圧迫していた.初診時から持続性の高血圧を認め,腫瘍からのカテコラミン分泌と腎血管性高血圧の両者が関与していると考えた.腫瘍と血管との癒着が強く,剥離に難渋したが全摘出可能で術後に血圧は正常化し,再発は認めていない.術前診断の重要性が再認識された.

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

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