俵型スーパープレッシャー気球の開発(大気球研究報告)

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タイトル別名
  • Development of Tawara Type of Super-Pressure Balloons

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抄録

科学観測用に使用されているゼロプレッシャー気球には,日没後に浮揚ガスの温度が低下するため夜間に浮遊高度が低下するという根本的な問題がある.排気口がなく体積変化がほとんどないスーパープレッシャー気球が開発されれば,浮遊時間を大きく延ばすことが可能となる.我々は,lobed-pumpkinにlobed-cylinder構造を付け加え,幅広い容積に対して1つの設計が適応可能な新しいスーパープレッシャー気球形状を提案した.この新しい形状の定式化と利点について述べ,その妥当性と製造方法を検証するために実施した地上膨張試験および飛翔試験の結果について述べる.この方法により気球の空気抵抗を大きく減らすことができ,将来,パワードバルーンシステムを実現することが可能になる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652021764224
  • NII論文ID
    110008616627
  • NII書誌ID
    AA1192675X
  • ISSN
    13491113
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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