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- 白石 裕介
- 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科 現:兵庫医科大学泌尿器科
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- 早川 希
- 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科
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- 若松 太郎
- 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科
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- 吉田 一彦
- 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科
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- 矢西 正明
- 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科
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- 冨田 英里
- 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科
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- 宮内 勇貴
- 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科
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- 白川 浩希
- 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科
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- 清水 朋一
- 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科
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- 石田 英樹
- 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科
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- 田邉 一成
- 東京女子医科大学腎臓病総合医療センター泌尿器科
書誌事項
- タイトル別名
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- RENAL ALLOGRAFT RUPTURE ATTRIBUTED TO COUGHING WHILE ASLEEP: A CASE REPORT
- 症例報告 就寝中の咳嗽を契機に移植腎破裂を起こした1例
- ショウレイ ホウコク シュウシン チュウ ノ ガイソウ オ ケイキ ニ イショクジンハレツ オ オコシタ 1レイ
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抄録
移植腎破裂は頻度は低いものの腎移植における重大な合併症である.その最大の原因は急性拒絶であるが,免疫抑制剤療法の進歩により他の原因の頻度が増えてきている.今回われわれは就寝中の咳嗽を契機に移植腎破裂をおこした1例を報告する.<br> 症例は53歳男性,糖尿病性腎症による末期腎不全のため当科で妻をドナーとするABO血液型不一致(O→B)生体腎移植術を施行した.臨床経過は良好で術後12日目にCr1.24で退院したが,術後24日目の早朝大きな咳をした直後に突然創部の腫れと痛みが出現した.超音波とCTで腎周囲の血腫を認めた.緊急手術を行い,筋膜の断裂と移植腎に4cmの破裂を認めた.咳嗽時の腹圧上昇で筋膜が断裂し,その際の張力で移植腎が破裂したと考えられた.2-0Vicrylで腎実質をマットレス縫合し,その上からフィブリノゲン製剤を貼付し止血した.修復後12カ月を経過しCr1.3と腎機能は保たれている.<br>
収録刊行物
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- 日本泌尿器科学会雑誌
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日本泌尿器科学会雑誌 102 (3), 595-599, 2011
一般社団法人 日本泌尿器科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680033081344
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- NII論文ID
- 110008661933
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- NII書誌ID
- AN00196577
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BC3MjmvVKnsw%3D%3D
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- ISSN
- 18847110
- 00215287
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- NDL書誌ID
- 11077051
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- PubMed
- 21846068
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可