局所的特徴と大局的特徴の統合に基づく歩行者の視認性定量化(MR/ARの実用化に向けたCV/PR技術の課題と展望)

書誌事項

タイトル別名
  • 局所的特徴と大局的特徴の統合に基づく歩行者の視認性定量化
  • キョクショテキ トクチョウ ト タイキョクテキ トクチョウ ノ トウゴウ ニ モトズク ホコウシャ ノ シニンセイ テイリョウカ
  • Quantification of the Visibility of Pedestrians Based on Integration of Local and Global Features

この論文をさがす

抄録

本稿では,運転時に見落としやすい情報のみをドライバに提示するシステムに着目し,歩行者の視認性を定量化する手法を提案する.近年,事故防止を目的とした多種多様な安全運転支援システムが開発されており,ドライノくへ様々な情報提示が可能になってきている.しかしながら,ドライバへの過度の情報提示はドライバの注意力低下を招くおそれがあり,情報の適切な取捨選択技術が必要とされている.この問題の解決法の1つとして,ドライバが認識し難いと予想される情報のみを提示する方法が考えられる.物体の認識しやすさはその物体の見え,すなわち視認性と密接に関係している.そこで本研究では,ドライ/くの見落としによる事故が多いとされる歩行者を対象とし,検出した歩行者情報の取捨選択の基準として視認性を利用することを考える.本稿では,視覚探索のモデルを参考に性質の異なる2つの特徴量を統合することで視認性を定量化する手法を提案する.対比較に基づく被験者実験により,提案手法の視認性評価値は最大で97%の一致率を示した.

収録刊行物

参考文献 (24)*注記

もっと見る

詳細情報

問題の指摘

ページトップへ