Read/Search this Article
Abstract
グルココルチコイド(GC)はグルココルチコイドレセプター(GR)に結合して機能を発揮する。嗅上皮におけるGRの発現部位について免疫組織学的にin vivo、in vitroの両面から検討し、GRは成熟した嗅神経細胞に発現することを確認した。また、このGRを介し、嗅上皮の再生機能に作用を及ぼしている可能性を考え、嗅上皮の再生に深く関わるとされるアポトーシスとの関連について検討をおこなった。GCの継続投与により、成熟した嗅神経細胞のアポトーシスの誘導と球状基底細胞を主とするPCNA陽性細胞数の増加と共に、Bcl-2の発現の増強を認めた。GCはGRを介し嗅上皮の再生機能に関わるアポトーシス機構に働きかけ嗅上皮を再生・維持させる働きを持つ可能性を示唆する結果と考える。
Journal
- The Japanese journal of taste and smell research [List of Volumes]
-
The Japanese journal of taste and smell research 18(2), 125-131, 2011-08-00 [Table of Contents]
The Japanese Association for the Study of Taste and Smell
Share