書誌事項
- タイトル別名
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- Potential of Telework for Reducing the Effects on the Environment
- テレワークの環境負荷軽減策としての可能性
- テレワーク ノ カンキョウ フカ ケイゲンサク ト シテ ノ カノウセイ
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抄録
テレワークには様々なメリットがあるが、日本全体のCO_2排出量が増加しつづけている中で、環境負荷軽減策のひとつとしても期待されている。しかし、これまでは通勤・業務での自動車利用の減少によるCO_2排出量削減量など、一部分だけの見積もりが行われているのみで、ライフサイクルの観点からみた包括的な検証が行われていない。そこで本研究では在宅勤務、自宅近郊のテレワークセンター利用、事業所勤務の場合の3つのワークスタイル・シナリオを設定し、それぞれのCO_2排出量を試算し、テレワークの環境負荷軽減効果を明らかにすることを目的とする。テレワークセンターについては、実在の事例からインベントリ分析を実施し、CO_2排出量の見積りに使用した。結果として、テレワークセンター利用シナリオと在宅勤務シナリオのCO_2排出量は同程度であることが分かった。また、事業所勤務シナリオは、環境負荷が一番高いが、十分にスペースを有効に使うことで環境負荷を大きく軽減できる可能性があることが分かった。また、不確実性分析の結果から、テレワークによって増えた余暇時間をどう過ごすかで、環境負荷が非常に大きくなる可能性があることが分かった。
収録刊行物
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- 日本テレワーク学会誌
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日本テレワーク学会誌 9 (2), 56-65, 2011-10-01
日本テレワーク学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763014137088
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- NII論文ID
- 110008722788
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- NII書誌ID
- AA12343236
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- ISSN
- 24331945
- 13473115
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- NDL書誌ID
- 11261615
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可