ニューラルネットワーク手法によるタワーヤーダ集材架線の適正配置法

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  • Optimizing cable line layout method for mobile tower yarder using neural network technology for classification.
  • ニューラル ネットワーク シュホウ ニ ヨル タワーヤーダシュウザイ カセン ノ テキセイ ハイチホウ

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抄録

本研究では,ニューラルネットワークを用いたタワーヤーダの適正架線位置決定法を開発し,大型タワーヤーダで実施された皆伐作業への適用を試みた。また,実作業の調査結果をもとに,架線長,架線数の変化による作業功程,作業経費の変動を推定した。その結果,ニューラルネットワークによる配置法では木寄距離,集材距離の減少による生産性の改善が認められた。さらに,タワーヤーダ架線の架設数を変化させて適正な架線配置を求めた結果,林道付近の大面積皆伐に大型機種を用いた場合も,架線長100〜150mの小区画に分割した作業方法が最も効率的であることが明らかにされた。また,生産量の増大や適応範囲の拡大をねらったタワーヤーダの大型化は,コスト,作業功程の面で逆効果であり,従来型架線集材を大型タワーヤーダで置き換えた集材システムは,路網密度の低い作業地などで過渡的な作業システムとして利用されるべきであると判断された。

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