伐出作業跡地の土壌支持力の季節変化と経年変化

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  • Seasonal and annual changes of forest soil hardness at a logging site.
  • バッシュツサギョウ アトチ ノ ドジョウ シジリョク ノ キセツ ヘンカ ト ケイ ネンヘンカ

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抄録

1998年5月〜1999年1月の9ヶ月間と,1999年12月に,伐出作業が森林内土壌に及ぼす影響を調べるために、小面積皆伐跡地の土壌コーン指数,降水量,含水比について調査を行った。この結果,土場に用いられた林地土壌は,伐出作業後5年を経過してもコーン指数は高い値を維持することが明らかになった。また、伐採により裸地化した林地は,乾燥により含水比が低下し,コーン指数は増加する傾向が認められた。森林内土壌のコーン指数は,測定期間を通しておよそ2.0〜3.0kgf/cm^2の範囲で変化していること,含水比が低下する冬期に伐出作業を行なうことが,土壌締固めへの影響が少なくなることが明らかにされた。一方,雨期に使用される林業機械は,接地圧を1.5kgf/cm^2以下とすることが望ましいと判断された。

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