解剖に基づく海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻の血管内治療(海綿静脈洞,I 頭蓋底静脈の基礎と臨床-第22回微小脳神経外科解剖セミナーより-,微小脳神経外科解剖)

• 佐藤 徹

  国立循環器病研究センター脳神経外科

• 村尾 健一

  城山病院脳血管内治療科

• 大川 将和

  国立循環器病研究センター脳神経外科

• 西田 武生

  国立循環器病研究センター脳神経外科

• 桝田 宏輔

  国立循環器病研究センター脳神経外科

• 宮本 享

  京都大学大学院医学研究科脳神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Neuroendovascular Therapy for Cavernous Sinus Dural Arteriovenous Fistulas based on Functional Angiology(Microneurosurgical Anatomy)

抄録

複雑なシャントの様式が見受けられる海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻(cavernous sinus dural AVF:CSdAVF)においては,個々の症例における血管解剖を十分に把握することが大切である.本稿では,まずCSdAVFの病態把握に必要な海綿静脈洞の機能的血管解剖について概説した後にCSdAVFの血管内治療,特にshuntおよび連続するsegmentを選択的に塞栓する方法(superselective shunt occlusion:SSSO)について詳説する.この方法はnormal venous dralnageが温存でき,眼球運動障害も起こしにくく,CSdAVFの治療の第一選択として考慮されるべきである.

収録刊行物

• 脳神経外科ジャーナル

  脳神経外科ジャーナル 20 (2), 31-41, 2011-10-20

  日本脳神経外科コングレス

キーワード

• cavernous sinus
• dural arteriovenous fistula
• embolization
• superselective shunt occlusion

詳細情報

• CRID: 1573105976881146240
• NII論文ID: 110008790776
• NII書誌ID: AN10380506
• ISSN: 0917950X
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles